LIQUI MOLY Gear TronicⅢを使用したトランスミッションオイルの全量交換を行います。今回ATF交換作業でお預かりしたMINI Clubman F54、アイシン製の8速ミッションになります。入庫時の走行距離は5万㌔とATFは一度も交換しておりません。早くATFを交換せなければ!!!!Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)なぜ私はこんなにも焦ってるのかって??
今回交換するMINIに搭載されたATもなんですが、GA8F22AWの8速ミッションの搭載はMINIだけに限らす、BMWの横置きエンジンなどに搭載されております。スズキ、、トヨタも?!何やら風の噂で、この8速ミッションは不具合多発!?走行距離に関係なくドライブトレーン警告がするそうです。症状としてはATの変速がギクシャクして変速ショックのような症状らしい。不具合は体感したくないですね。恐らくはミッション内部のロックアップ機能の機械的故障で変速に不具合が生じる。GA8F22AWのミッション内部にはATストレーナーも一切ないことから内部の機械負担によるスラッジが発生して不具合に繋がっているのかな。今後GA8F22AWの不具合が増える予感しかない・・・。ぶっ壊れてからじゃ遅いじゃん、変速ショックが出る前にATFは今すぐやるべき!とオイル交換と合わせて入庫です☺
ちなみにATがぶっ壊れた場合ね・・・ミッション本体価格は¥1,194,000-(税抜き)+交換工賃です。壊れたら泣くて・・・。
さてさて、今回トランスミッションオイル交換でお預かりいしたF54のJOHN COOPER WORKS ALL4 は走行距離が5万㌔です。5万㌔ならまだ大丈夫だろ??と思っている方。このフルードの違いをみたら少し焦りを感じてください。黄色信号ですよ。
新油と比べてみても汚れ具合が一目瞭然でしょ。これじゃー不具合が起きてもおかしくないよ。まじーーーーーーーー😢 変速ショックがでたらマズいて!
では、LIQUI MOLY Gear TronicⅢを使用した循環バイパス処置、ATF交換を始めますww。と!その前にまずはロードテストね!これマジ大事。うちのスタッフにも毎回言う。車両入庫時(整備前)と作業後(整備後)預かったら必ず走行テストをしなさい!とね。ATの場合は変速ショックやシフトフィーリングの感じも取れるし、ATF交換前の車両に不具合がないかチェックもできる。ロードテストが終わったてから車両をリフトUPね。
リフトUPを終えたらアンダーカバーを取外してATのヒートエクスチェンジャーを取外して専用アタッチメントを取り付けます。あとはGear TronicⅢの本機にあるNo1、No2ホースを車両に接続してセット完了よ。接続ホースも間違えることなく取付け可能なのでgoodね!
今回は接続ホースがファンシェラウドに干渉するので少しアダプターを変更。すんなりとアダプターが取付けできるとは限らない。車両セットの経験値も今後必要になっていくんだねー。
今回使用するATFは、リキモリトップテック ATF1800になります。
メーカー承認は以下の通りになりますのでご参考になさってください。今の時代インターネットで簡単に物が手に入りますがフルードのインターネット購入は少し危険よ。偽物多いから。油脂類だけじゃないよ!部品も偽物多いから部品はなるべく正規代理店、取扱店で購入することは強くオススメします。
承認: デ ク ス ロ ン VI、フ ォ ー ド マ ー コ ン LVア イ シ ン ワ ー ナ ー AW-1、BMW 83 22 0 142 516、BMW 83 22 2 152 426、BMW 83 22 2 289 720、BMW 83 22 2 305 396、BMW 83 22 2 305 397、BMW 83 22 2 355 599、BMW M -1375.4、フ ィ ア ッ ト 9.55550-AV5、ホ ン ダ ATF 3.1、ホ ン ダ ATF DW-1、ヒ ュ ン ダイ SP-IV、 ヒュンダイ SP-IV-RR、いすゞ ATF WSI、JASO 1A-LV、JWS 3324 (ア イ シ ン ワ ー ナ ー )、ラ ン ド ロ ー バ ー TYK、マ ツ ダ ATF FZ、MB 236.12、MB 236.14、三菱ダ イ ヤ ク イ ー ン ATF-PA、日産 AT-マ チ ッ ク S フ ル ー ド 、日産マ チ ッ ク P、ト ヨ タ WS、VW G 055 005、VW G 055 162、VW G 055 540、VW G 162
先に今回作業したレポートをお見せしますね!フルード使用量はフラッシング含む10.3Lです。10Lでどこまで綺麗になるか見ものでしょ。Gear TronicⅢの実力凄いから!
- フルードタイプ TOPTEC/ATF1800 7.0L
- フラッシング 2.0L
- オイルレベル調整分 1.0L
- フラッシング剤 300ml
では、では、ここからGear TronicⅢの本領を発揮してもらいましょうか!スタートボタンONでフラッシングモード開始!!フルードがライトアップされたグラス缶に表示され分かりやすい。フラッシング剤が車両に補充されたのでエンジンスタートしてくれの指示が。とエンジンをかけたら本機から緊急ブザー音!?おいおい、Gear TronicⅢどうした!?どうやら車両側のAT圧力が下がってるから点検して!の指示でした。。ふむふむ、なるほど・・。車両側からの圧力が低下するとブザーで教えてくれるのでこれもまた便利やー。圧力が下がらないような工夫もいるのねーこれも勉強になるーーー。
圧力も安定して内部フラッシングが終えました。これから圧送循環するよ!ホース2を見ててね。公称伝送容量は7.0L+フラッシング2.0Lの計9Lの作業。Gear TronicⅢは作業が早いことΣ(・□・;)私たちがついて行けんですわ💦
おりゃーーーーーーーーーーー!あっという間にフルード交換完了です!どーーーーですか!!この素早い施工で新油同色までリフレッシュできるとはGear TronicⅢさんどんだけ優秀なんや!あとはヒートエクスチェンジャー脱着分と油面調整分1Lを補充して作業完了です。
この機械はどんだけ優秀なんや、とスタッフと2人で話すww
「ユーザーの財布に優しく、メカニックには心強い】ATF自動システム導入して正解ですね。
あとは油面調整して完了なんですが、この夏の時期ですから油温もお高めで一晩お休みさせ明日油面調整して作業完了です✋ ミッションオイル/ATFの交換はとても大事ってことがわかります。BMWに限らず、ご覧の皆さんATFは定期的に交換しましょう!!
そうだ!今度はATF交換作業だけの記事ではなくフィーリングの違いも分かるよう試乗テストを入れた記事を書いてみたいと思います。では、では、最後までご覧いただきありがとうございました(‘◇’)ゞ
トランスミッションフルードの交換時期
ATFの交換時期は、車種や使用状況によって異なりますが、一般的には3~4年ごとまたは走行距離4万~6万kmごとが目安となります。HakkaiAutoでは3万キロ前後くらいの間での交換を推奨しています。
メーカーよっては長期的(無交換)のところもあるようですが、フルード劣化は必ず発生しますので定期的に交換が必要と考えます。オートマオイル交換は「必要か?、不必要か?」は様々な意見があると思いますが、ただ明確に言える事は走行距離や使用年数によりATF(オイル)が劣化する事は確かです。
その劣化したATFが原因でトランスミッションに何らかの不具合を起こす場合がある事も事実です。車を長期にわたり、万全の状態で乗り続けるためには、定期的な交換必要だと言えます。
GearTronicⅢ ギアトロニックⅢ 費用/技術料金
GearTronicⅢ ギアトロニックⅢの料金につきましては事前にお問い合わせください。メーカーや車種ごとによって接続アダプターの取付けが異なることやオイルパンの脱着/洗浄作業、上抜き作業、下抜き作業、オイルレベル調整など含むため作業時間はメーカーや車種によって異なります。事前に車両情報をお伝えいただければフルードの適合から概算費用をお答えいたします。
【なぜ?魚沼の輸入車専門 整備工場が選ばれるのか】
ドイツ車専門自動車修理工場【ハッカイオート】は、新潟県魚沼市のドイツ車専門修理の整備工場です。車検点検などの一般整備から、故障診断やエンジンのオーバーホールといった重整備などの、ドイツの「困った」を解決しています。
【ドイツ車に特化した認証整備工場】
なぜ、ドイツ車専門の整備工場が魚沼にあるのか、疑問に思われたかもしれません。実は、新潟でドイツ車や輸入車を購入されたみなさんは、大手チェーンや近くの整備工場に持ち込まれるのですが、エンジンオイル交換でさえ断られてしまうことが多々あります。ユーザー様の多くが頼れる整備工場を見つけられず困ってしまっています。そこで、そんなドイツ車を愛するみなさんの思いに応えるべく、 ヨーロッパ社製品の機材を買い足し続けて、工場も拡大していった結果、 ドイツ車に特化した整備工場となったのです。
【当ブログをご覧いただく際の注意点】
ハッカイオートブログでは整備、故障診断やエンジンのオーバーホール作業の一部を記事に書いています。そのためブログ内容は簡単に書いていますのでブログ記事を参考に整備作業はお控えくださいませ。
最後までお読みいただきありがとうございました。点検・一般整備、故障診断やエンジンのオーバーホールといった重整備依頼は公式ホームページこちらかお問い合わせください。※注意※ 業務のほとんどは整備に集中しているため電話対応はできません。
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