中まで診る点検の特徴 Features of Car Inspection
1. ヒアリング
このヒアリングが大切で、故障の予兆や故障しやすい箇所をある程度目星をつけていきます。例えば駐車場が狭くてハンドルを目一杯切り返すことが多いなどがあれば、当然ハンドルのブレやサスペンションなどに異常がないか念入りにチェックしていくことになります。
2. ロードテスト
実際に走らせてみると、エンジンから異音がしたり、ブレーキの効きが悪かったり、信号待ちで変な振動を感じたりと、さまざまな異常を感じることができます。 ですから、ヒアリングとロードテストで、クルマがどのような状態なのか、どんなクセがあるのかを、ベストな状態とのズレを大きく把握します。
3. 診断機
しかし、診断機から得られる詳細なデータは膨大かつ複雑で、ベテランのメカニックであっても、正確に解釈するのが難しいです。中まで診る車検では、データの分析まで徹底して行い、整備に活用します。
4. リフトアップ
もちろん、ただ表面を眺めるのではありません。一つ一つ異常がないか深いレベルでチェックしていきます。
例えば、排気管を確認する際、エンジンがかかっている状態で、排気漏れがないかを確認します。手をかざすと風を感じたりします。 クルマは動いているものなので、動いている状態を確認することが大切です。振動、オイル漏れ、冷却系、エアコンなど、眺めていてもわかりません。エンジンも実際に触って、変な振動が伝わってこないかを確認する必要があります。
5. ブレーキの分解・清掃
もちろん、外から見てもブレーキはきれいになります。普段の洗車では綺麗にできません。
6. 吸気・排気系のチェック
また、煙を使ったり、内視鏡スコープを使って、目視では確認できない空気の通路や燃焼室の中まで以上がないかを確認しています。
ここでご紹介したのはほんの一部です。 車検は120項目、法定点検80項目を、一つずつ同じような深さで丁寧に中まで診ています。