ウォールナットブラスト,蓄積したカーボン煤をクルミメディアによる除去を行います
今回インテークバルブ清掃で入庫したお車はBMW 520DのF10になります。エンジンはN47D20Cの直列4気筒DOHCターボ (ディーゼル) これまたトルク感があって良い車ですな。
果たして・・・カーボン煤はどのくらい蓄積しているのか?
ウォールナットブラストを施工するBMWF10の走行距離は約160,000km弱とインテークバルブはノーメンテナンスです。さっそく内視鏡カメラ使ってインテークポート内を覗いてみましょう。まずはインテーク入り口から・・・あっ、もう煤が凄い。
更に奥に進んでいくと・・・マニホールド内が鍾乳洞かのうよう煤の付着が凄い・・
更に、更に奥へと進んでいくとインテークバルブらしきものが!?物凄い煤の量ですね。インテークバルブが完全にカーボン煤で覆われています。
次は場所を変えEGRクーラーの内部も調査・・こちらも凄い煤の量ですね。
EGRクーラーも同時に洗浄ですかね?そりゃ当然!同時クリーニングが必要ですね!と言いたいところですがこちらの車両、実はリコール届出がある車両でして、(BMWリコール届出番号)外-3622。改善措置の内容といいますと、【排気ガス再循環装置(EGR)モジュールを対策品と交換する。また、インテークマニホールドの状態を確認し、損傷が見られる場合は新品と交換する。】そう、洗浄はこのタイミングなんすよ!リコールと合わせ同時作業がベスト。なぜか?それはですね。EGRモジュールが新品になるからです。このタイミングで施工することでコスパよく作業が可能できるんです。本来ならEGRクーラーも超音波洗浄しなければいけないがリコールのおかげでコスパよく作業ができるってことですわ。さっそく車をBMWに預けリコール作業をしていただきました。とてもスムーズ対応さすがです!モトーレンさんありがとうございました(__)
【さて、ここからが本番よ!インテークマニホールド脱着開始!】
インテークに付着している黒い物体・・・これ、全部煤っすよーーー。凄いでしょ。ここまで溜まるんだから定期的に掃除は必要ですね。
インテークポート内はどないなってんの?インテークバルブに付着した煤をスプーンでカリカリしてみました。凄いでしょ、煤。
インテークポート&バルブ【ウォールナットブラスト】の実力!
どうです?この実力!私の顔面は煤で覆われておりますが(笑)さすがにこの煤量ですからウォールナットブラストでも少し手間がかかります💦でもここまでスカッと綺麗になると気持ちいもんです。これでインテークに綺麗な空気が送られるでしょう。今回のBMWF10のインテークバルブクリーニングをご覧になっていかがでしたか? 今ご覧になってるあなたのクルマもインテークが煤で覆われているかもしれませんよ。BMWだけに限らず各メーカーのディーゼル車やガソリン車みな同じです。インテークを定期的に内視鏡カメラで確認して、必要であればバルブクリーニングをオススメします。
費用など詳しいウォールナットブラストについては過去記事【ウォールナットブラスト】をご覧ください。
なぜ?魚沼の輸入車専門 整備工場が選ばれるのか。
ドイツ車専門自動車修理工場【ハッカイオート】は、新潟県魚沼市のドイツ車専門修理の整備工場です。車検点検などの一般整備から、故障診断やエンジンのオーバーホールといった重整備などの、ドイツの「困った」を解決しています。
ドイツ車に特化した認証整備工場
なぜ、ドイツ車専門の整備工場が魚沼にあるのか、疑問に思われたかもしれません。実は、新潟でドイツ車や輸入車を購入されたみなさんは、大手チェーンや近くの整備工場に持ち込まれるのですが、エンジンオイル交換でさえ断られてしまうことが多々あります。ユーザー様の多くが頼れる整備工場を見つけられず困ってしまっています。そこで、そんなドイツ車を愛するみなさんの思いに応えるべく、 ヨーロッパ社製品の機材を買い足し続けて、工場も拡大していった結果、 ドイツ車に特化した整備工場となったのです。
当ブログをご覧いただく際の注意点
ハッカイオートブログでは整備、故障診断やエンジンのオーバーホール作業の一部を記事に書いています。そのためブログ内容は簡単に書いていますのでブログ記事を参考に整備作業はお控えくださいませ。
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